季節に合わせてタイヤ交換が必要になる場合があります。ここでは、サマータイヤ、ウィンタータイヤ(スタッドレスタイヤ)、オールシーズンタイヤへの交換の時期や方法について説明します。この3つのタイヤは基本的に違うので、それぞれの特徴を知っておくと役に立ちます。
たとえば、サマータイヤは4月中旬から10月まで、春〜秋の季節を通して使えます。
サマータイヤは、ウェット路面やドライ路面で優れたグリップ力とハンドリング性能を発揮するように設計されています。 しかし気温が7℃以下になると、サマータイヤに使用されているゴムが硬くなり、グリップ力が失われてしまいます。気温が7℃以下では、雪道や凍結した道路でより優れたグリップ力とトラクションを発揮するウィンタータイヤ(スタッドレスタイヤ)に交換することをおすすめします。
『関連コンテンツ』では、夏にウィンタータイヤ(スタッドレスタイヤ)、冬にサマータイヤを使用することで生じる問題を取り上げ、季節に合わないタイヤで走行することが良くない理由について説明しています。シーズンごとのタイヤの特徴をしっかり理解し、季節に合ったタイヤを選びましょう。
タイヤ交換にかかる作業時間は、いくつかの要因によって変わります。自分で交換することもできますが、タイヤ販売店やカーディーラーなど専門店に依頼すれば20-30分ほどで作業してもらえるでしょう。大事なのは事前の準備です。特にサマータイヤからウィンタータイヤ(スタッドレスタイヤ)への交換時期は専門店も予約で一杯になります。突然の雪で慌てないように早めに交換の準備をしましょう。
最後に、慣らし走行について。新品のタイヤをいきなり過酷な条件下で使用するとトラブルを誘発する可能性があります。サマータイヤ、ウィンタータイヤ(スタッドレスタイヤ)、オールシーズンタイヤのいずれの場合も、慣らし走行を行うことで、本来タイヤが持つ性能を十分に発揮させることができるようになります。新品タイヤへの交換直後は、慣らし走行をおすすめします。