勤勉さ、正確さ、効率性。これらは、1世紀以上にわたって、ドイツのエンジニアリングの特性として知られてきました。ドイツのエンジニアリングはコンチネンタルのDNAにも組み込まれており、今日では58カ国、561の拠点で236,000人以上の情熱的な社員が、日々、お客様のモビリティを実現するために働いています。タイヤ部門だけでも、24カ国で57,000人もの従業員が、トレンドや市場の変化をいち早くキャッチし、ほかの誰よりも早く活用し、より効果的なソリューションをお客様に提供しています。彼らを結びつけているのは、信頼と、成功は勝ち取らねばならないという認識によって定義された文化です。コンチネンタルタイヤは常にベストを目指しています。グローバルで強靭なチームスピリットは、多様な従業員のスキルと専門知識によって、さらに強固になっています。価値観だけが価値を生み出し、イノベーション、生産性、グローバルな成長という企業目標を実現できると、私たちは確信しています。
"すべてはコンチネンタルに始まり、コンチネンタルに終わる"......。この家族の歴史は、ドイツ、アーヘンにあるコンチネンタルタイヤの生産に携わるエンジニア、ディートマー・ジョベスから始まりました。そして30年後、マリアン・ジョベスは父親と同じ職場で働いています。彼は父親の足跡をたどるだけでなく、先駆的な研究、最先端の技術、革新的な素材を特徴とする未来への旅を続けています。この親子と一緒に工場を見学し、この一家がコンチネンタルのグローバルファミリーの一員である理由をみてください。
以前、従業員満足度調査で「友人や家族にコンチネンタルで働くことを薦めますか」という質問がありました。もちろん、イエスです。息子のマリアンは私の薦めでコンチネンタルに入社したのです。
コンチネンタルの従業員、ディートマー・ジョベス
コンチネンタルは1871年に創業して以来、ドライビングの快適さや楽しさを損なうことなく、私たちの街を安全にすることに取り組んできました。世界初のトレッドパターン付きタイヤ(1904年)のような初期のイノベーションから先見性のある電気自動車用タイヤ「eContact」シリーズや自動車技術の革新まで、ドイツのハノーバーから世界へコンチネンタルは一貫してパイオニア精神を発揮してきました。そして、私たちは、自動車業界の変革のために、未来に向けたビジネスのあらゆる分野でその姿勢を貫きます。
ドイツのテクノロジー:タイヤソリューションのための高い基準
ドイツのエンジニアリングと精度は、伝説的であるだけでなく、最先端でもあります。コンチネンタルは、すべての新製品でこの独創性を証明しようとしています。ドイツのハノーバーにあるエンジニアリングセンターでは、1,000人以上の科学者、デザイナー、エンジニアが「モビリティをより安全にする」というシンプルな目標に向かって、発明、開発、テストを行っています。もちろん、そのすべては、約150年にわたり、ドイツの最高水準で行われています。
その結果、ほとんどすべてのモビリティ分野で、優れた製品を幅広く提供しています。乗用車用の高性能タイヤから革新的な小型トラック用ソリューションまで、私たちは世界中のあらゆるニーズ、用途、市場に対応しています。また、特別な課題には特別な解決策が必要ですが、私たちは自然を参考にしています。自然は常に適応し、個々のニーズや特殊な環境に適応していくからです。私たちも同様に、お客様の課題を私たち自身の問題として捉え、私たちの幅広いポートフォリオの中から、お客様のオペレーション、地域のニーズ、特定の市場の要件に最も適した個別のソリューションを見つけ出していきます。
デジタル化の先駆け:タイヤ製造における生産性向上とネットワーク化
この100年で、タイヤの製造は大きく進歩しました。作業員が手作業でゴムを成形するような、汚くて臭い作業場はもうありません。今日、コンチネンタルの製造担当者は、効率的で持続可能かつ安全な環境で作業し、最高品質の製品を時間通りに製造することができます。これには、新しく革新的な技術の適用、機械の最適な稼働状態の維持、効率的な不良品管理なども貢献しています。
2016年にドイツのコルバッハに設立された最初のハイパフォーマンス・テクノロジーセンターは重要なマイルストーンです。1907年、コンチネンタル初の生産工場のひとつがコルバッハに建設されました。今日、このドイツの小さな町には、コンチネンタルの革新的な工場があり、センサーシステムやソフトウェアを介して完全にネットワーク化、文書化された機械や生産工程を用いて、タイヤ生産をデジタル時代へと移行しています。
コンチネンタルタイヤは最高のものだけを:品質第一
交通安全の観点では、タイヤはクルマと路面をつなぐ重要な接点です。ドライバーは、クルマがどのような路面状況や気候でも最適なパフォーマンスを発揮するために、適切なタイヤを必要としています。だからこそ、私たちは品質に妥協しません。150年前にコンチネンタルが創業したとき、タイヤ製造は手作業でした。今日では、それは高度に技術化されたプロセスになっています。タイヤは製品毎、性能タイプ毎に、その目的に合わせて特別に設計されています。そのため、タイヤに使用されるプラスチック、ゴム、ポリマーの開発には、最小限の化学成分に至るまで精度が不可欠です。私たちはお客様と密接に協力しながら、最高品質の完成品をお届けするために、カスタマイズされたやり方を見定め、開発しています。私たちは、研究開発部門や工場での活動、ビジネスプロセスの有効性と効率性を維持、標準化、改善するために投資し、すべてのオペレーションにおいて高い品質基準を維持しています。
かつて私たちは、馬車(hp)用ゴム製の蹄鉄で成長しました。現在、私たちの成長は何十億もの電子部品(bit, byte)によってもたらされるようになりました。しかしこれは未だ、移行中の段階です。タイヤメーカーから自動車部品サプライヤー、自動車産業のパートナーと変貌を遂げたコンチネンタルは、現在、最先端のテクノロジーとサービスを提供するテクノロジーカンパニーへと更なる成長をしています。この継続的な変化のプロセスは、私たちにさまざまな機会をもたらしてくれます。
コンチネンタル前取締役会長 エルマー・デゲンハート博士
より環境にやさしい世界へ向けて:サステナビリティ
コンチネンタルタイヤは、人と環境を大切にしています。私たちの目標は、地球の天然資源を積極的に保護することです。そのため、私たちは、効率を常に追求しています。その一環として、タイヤ製造のための代替材料の研究開発があります。
コンチネンタルは、ドイツのメクレンブルク=西ポメラニア州アンクラムに研究室「Taraxagum Lab Anklam」を開設しました。ここでの研究は、熱帯地方で成長するゴムの木に代わる原材料源とすべく、ロシアタンポポの農業研究と抽出プロセスに特化しています。コンチネンタルは、新素材の開発に加え、タイヤ生産時に出るゴム入りスチールコードのスクラップを再利用する手法も開発しました。
ハイテクタイヤ、モビリティのためのインテリジェントテクノロジー、材料の輸送、データの処理は私たちの専門領域です。1980年代以降、コンチネンタルは、その価値観と文化を世界中に広げ、あらゆる地域のお客様に最高のサービスを提供する国際企業へと段階的に発展してきました。私たちは、あらゆる市場、あらゆるお客様のニーズに対して、最適なソリューションを提供します。